「AIは良いと聞くけど、どう使えばよいか分からない」
「AI導入を指示してみたけど、なんだか上手くいかない」
「AIの概要を把握しておきたい」
というような忙しい経営者や幹部に向けて、AIの活用方法を10分で簡単に解説します。
目次
AIで何ができる?
物事を把握するための知覚・認識能力を拡張
例)カメラによる壁面の外観検査、製造ラインにおける異常検出
知識や経験の共有や承継などの能力を拡張
例)音声認識や翻訳、嗜好に基づく商品やサービスの提案
意思決定支援のための判断材料や予測結果の提示
例)医療画像データによる診断補助、障害や脅威の発生を予測
AIにはどんな効果がある?
業務スピードと正確性の向上
ヒトが行っていた業務を、AIに実施させることでより多くの作業を素早く実施することができます。
コスト削減や人手不足の解消
今までヒトでしかできなかった業務を、AIを使う事で機械にさせることができます。
新たな事業開発
AIを利用したサービスや製品など、新たな利益確保の仕組みを構築できます。
AI導入によって創り出だされた時間を新しいビジネス創造に振り分けてていくことこそが重要
AIはどうやって構築・導入する?
チャットボット、翻訳など汎用型のAIを利用したり、「教師あり学習」「教師なし学習」「強化学習」などを行って、新しくAIを作成したりします。
AI開発の手順例:
・AIを使う目的を明確にする。
・AIを利用する業務全体の要件定義をする。
・AI機能の要件定義をする。
・AIのプロトタイプを作成し検証してみる。
・テスト運用をしてみる。
・AIの品質チェックと修正、追加学習を行う。
・AI採用の可否を判断する。
AI導入の注意点
信頼性
これまでのデジタル化で利用されてきた、よく知っているコンピュータの特徴は人間と違ってミスをしないことでしたが、AIはそうではありません。なぜならAIは人間の脳を真似したものであり、人間と同じようにミスをする可能性があります。
利用者がAI技術の特性への理解を深めるとともに、利用目的を明確にする事も必要です。
ブラックボックス化
AIの開発過程は複雑で、また人間には不可能な量のデータを高速処理をして結果を導き出していることから、その結果の根拠について説明する事も難しい(人間には理解できない)開発コストや、データに含まれる個人情報の扱い、情報セキュリティなど、適切性の把握は従来のIT環境以上に難しくなることが考えられます。
まとめ
IoTなどにより収集されたビッグデータを経営に活かすためには、AIの利用が必須となります。しかし、何からどうやって進めていけば悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そんな時には、AIを事業に活用する専門家「日本ディープラーニング協会認定ジェネラリスト」などに相談してみてください。自社に合ったAI活用を進めていきましょう。