強い組織をつくる

one team


経営者の悩み



「社員が文句ばかり言っている」
「幹部が主体的に行動しない」
「新しいことをやっても浸透せずに終わってしまう」
「結局、何も進まない」


このような悩みを持っている中小企業の経営者は多いようです。

当然のことですが、幹部や従業員は皆それぞれ価値観が異なり、他者に対する不満を抱えています。「あいつは仕事が遅い」「適当な感じが嫌いだ」「自分のことしかしない」「文句ばかり言っている」など例に困りません。


企業としてOneTeamとなり進んでいくためには、お互いの不満を解消していくことが必要です。


チームビルディング

従来の取組み

お互いを知り組織の団結力を高めるために、宿泊を伴う集合研修などが開催されますが、業務時間や休日を削り、決して安くない費用を掛けただけの効果は得られているでしょうか?
研修直後は親近感も湧き、研修内容も覚えているでしょうが日々の業務に忙殺され、1、2か月もすればその効果はほとんど残っていません。

働き方の変化によって

働き方改革やテレワークの導入が求められているSociety5.0では、集合研修でさえもITツールを使って遠隔地からそれぞれが参加するような形式が増えてくるでしょう。
これまでのように、ただ単に「同じ釜の飯を食う」というようなチームワーク醸成の仕方は困難になっていきます。


企業方針の共有


では、どうやってお互いの価値観の違いからくる不満の妥協点を探すのでしょうか?
その答えは「企業方針の共有」にあるかもしれません。

共有事項を設定



まずは、共有する事項を設定します。

  1. なぜその企業が始まったのかを考えましょう
  2. 今はどこに向かっているのかを考えましょう
  3. そのために日々なにをすべきなのかを考えましょう

経営者の考えを伝えていくのでも良いですし、従業員と
一緒になって考えてみても良いでしょう。

設定した共有事項へ寄り添う

そして、設定した考え方に皆が寄り添い、向かっている先へと、お互いの欠けている部分を補い合いながら目指すのです。

「あいつは仕事が遅い」
実は、「ミスがあると会社に与える損害が大きい業務をやっていて、何度もチェックしている」 から

「適当な感じが嫌いだ」
実は、「他社に先行して早く進めることが大きな意味を持ち、失敗の影響は少ない業務をしている」 から

「自分のことしかしない」
実は、「他の人が代替できる可能性が低く、会社全体への影響が大きい業務をしている」 から

「文句ばかり言っている」
実は、「分析を仕事としており、評価する業務に適した資質」でもあるから


など不満に感じていたことも、会社が目標に向かうためのそれぞれの役割を考えると必要な事だと理解でき、もしも自分が反していた場合にも自己修正することが可能です。


これからのチームビルディング



これらを考えたり浸透させたりするのに、従来型の集合研修などは必要ありません

考える Web会議
浸透させる 掲示板などのインフォメーションツール
寄り添い補う チャットなどのコミュニケーションツール


などのITツールを使って、これまでよりも頻繁に、ちょっとした空き時間に、どこからでも実施できるようになります。
さらに、検討した内容は、資料や音声・動画など自動的に記録され、質の高い振り返りも可能です。


中小企業が企業方針を設定することの大切さ


ところで、「なぜその会社がはじまったのか」「どこに向かっているのか」「日々なにをすべきなのか」を考える際に一般的なのが、

なぜその会社がはじまったのか?
経営理念、企業理念、ミッションなどと表現される事が多く、企業の存在意義や大切にしている考え方など
どこに向かっているのか?
経営目標、経営ビジョンなどと表現される事が多く、企業の将来のありたい姿や目標など
日々なにをすべきなのか?
行動指針、行動規範、バリューなどと表現される事が多く、社員として守るべき具体的な行動や価値観など

よく、経営理念や経営ビジョンを策定しなさいと言われているのは、社員を同じ方向に、同じ考えを持って、具体的に行動させていくために必要だからですね。


数人の小規模企業であれば経営者の存在そのもので十分かもしれないですが、規模が大きくなり経営者と従業員との間に距離ができてくると、とても大切です。


フレームワーク紹介


さいごに、企業方針の設定・共有、経営ビジョンやビジネスモデルを構築する際に使えるフレームワークをご紹介します。

ビジネスモデルキャンバス

特徴:ビジネスモデルをたった1枚で(9つの視点)説明できる。
(①顧客セグメント、②提供価値、③チャネル、④顧客との関係、⑤収入の流れ、⑥リソース、⑦主要活動、⑧パートナー、⓽コスト構造)

内閣府 経営デザインシート

特徴:これまでの姿と、これからの在りたい姿、それに向けて今から何をすべきかという戦略を1枚で説明できる。

経済産業省 ローカルベンチマーク(商業・業務フロー)

特徴:顧客への提供価値を生み出す流れや差別化ポイントを把握できる。
また、ローカルベンチマークに含まれる他のツールを利用する事で、財務状況や非財務情報をもとに現状認識と将来の目標を明らかにするなど、金融機関等との対話ツールとしても活用可能